如月千早は揺るがない 宮尾美也は曲がらない
この記事は アイマストドン内企画
「なつやすみプロデュースノート」の一環で書き上げた記事になります。
昨日はえいちさんの
でした。
アイドルマスタ―との出会いは人それぞれ。
どこにきっかけがあるかわかりませんね。
だからこそ、大切にしたいものです。
さて、そんなところで今回は担当のお話。
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この間ミリシタをプレイしている時、ふと「宮尾美也を担当にしよう」と思うことがあった。
あまり明確なきっかけはなかった。
ミリシタを回していた時にふとそう思える瞬間があったのだ。
担当アイドルというのはどのような瞬間に決まるものなのだろう。
アイマスにおいて「担当アイドル」というのは重要な意味を持っているが、
その意味するところは人によって様々で多様性にあふれている。
担当を決める時、単純に顔がいいという理由もあれば、その生き方やあり方に惹かれたということもある。
また、自分の思い出の中の誰かと重ねてしまったからという人もいたし、
中にはある日目覚めた時にそうと感じたからと言ったPもいた。
ただ、そこにはなにがしかの基準があり、P達はそれに従って各々の「担当」を決めている。
自分もそれぞれの担当を決めてきたが、その基準は何であっただろうか。
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一番最初の担当は如月千早だった。
如月千早を担当し始めたのはアケマス開始当時である。
当時地元の行きつけのゲーセンで新しく入ったはいいが、人前でやるには流石にヤバいのではないかというシステムに
何故熱狂できたかというとほぼこの担当の面倒くささに由来する。
挨拶をすればテンションが下がり、衣装を変えればテンションが下がり、曲を変えてもテンションが下がる。
「なんやねんこいつ」と筐体を離れて、しばらく行かないと「私の力を、これまでだと見限って、無視されているんだ…。私は見捨てられたんだ…。」みたいなメールがとんできて、良心の呵責に苛まれる。
それでいて、精神的にはわりと激情型で、自分の信条に合わないものがあると速攻で喧嘩を売り始める。
ついた二つ名が狂犬である。今思い出してもやべえなと思う
ただ付き合っていくにつれ、この子自身の立ち位置やあり方というものが分かるようになってきた。
その中で「こいつは多分Pがいないと人間的にダメになる」ということを思うと同時に、
「こいつの歌がどうやったら世の中に十全に広まるだろう」という考えることがあった。
それが担当になったきっかけだ。
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さて、翻って宮尾美也はどうだろうか。
宮尾美也は、非常にふわふわとしたアイドルである。
基本的には超マイペースでありおっとりとした性格で、
『あなたもアイドルを目指してるんですか~?……違うんですか?そうですか~。』
という台詞からもうかがえる通りド天然である。
その天然さ故の失敗もあり、本人としてはなぜ失敗したのかいまいちわかっていないところもある。
だからこそ、Pとしてはある程度の方向修正や行きたい方向を見定める必要性がある
一見このような特徴を考えると千早とは真逆に感じる人もいるだろう。
では、何故このアイドルの担当になろうと思ったのか。
それはこの子の本質が「勝負師」であるからだ。
宮尾美也は将棋や囲碁が趣味であり、将棋クラブでは一番の腕前だという。
また、彼女の目指す先は「歴史に残るアイドルになりたい」であり、歴史の教科書にのりたいとの野望がある
だから、彼女は挑まれた勝負は受けるし、それに対して負けないと言い切る強さがある。
その勝負に対して挑む強さに何より惹かれた。
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如月千早というアイドルはその性格的人柄的な重さや、そのドラマ性が本質にあるように思えるが実はそこではない。
如月千早の本質は「負けず嫌い」なところにある。
歌であればだれにも負けない。すべてが歌につながるならすべてを吸収する。
そして、誰もたどり着けない歌の高みを目指していくという圧倒的な歌に対しての自意識が彼女の本質だ。
だから、団結や友情というバックボーンにより声を取り戻して、人と歌えるようになるにせよ、
歌を誰よりも届けるという意思が彼女を彼女たらしめている。
私が好きな如月千早というアイドルは、他のアイドルを思いやり、絆をつむぎ、後輩に対して優しい先輩であっても
それでもなお「誰にも歌で負けたくない」と言えるアイドルなのだ
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アイドルマスターは戦いのコンテンツである。
誰かに負けたくないというだけではない。
自分というものをいかに貫き通すかという世界だとあの時筐体に出会ってからずっと考えていた。
とどのつまり、私の見たい結末はこの負けず嫌いの二人が、負けたくないと言い続けて自分たちの思いを押し通す姿なのだ。
宮尾美也というアイドルがハッピーを世界中に届けるために曲がらずに挑み続けるところを
如月千早が歌という自己を揺るがずに貫き通すところを自分は見たいのだ。
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皆さんはどんな理由で担当を追いかけているだろうか。
その行く先はどこにあるだろうか。
私はいつ見られるわからないが、彼女たちの行く先が見れるところまでなんとか追いかけたいと思う。
明日の記事はやきゅさんの「なつやすみプロデュースノート総括」です。
夏休み、何が出来ましたでしょうか?
【SideM】SideM3rdLIVE TOUR宮城1日目の感想
皆さんこんばんは。
水嶋咲のトレンチことkatariyaです。
今回はSideM3rdLive Tour宮城公演に両日参加したのでそれの感想を書いていこうと思います。
普段公演などでの感想はTwitterで済ませてしまうのですが
今回の公演なのですが過去最高レベルの公演でしたので感想をちゃんと留めておこうと思い筆をとりました
まずは今回のセットリストから(それぞれのリンクから感想に飛べます)
- ◆各曲の感想
- 1.Reason
- 2.夏時間グラフィティ
- 3.バーニング・クールで輝いて
- 4.RAY OF LIGHT
- 5.うぇるかむ・はぴきらパーク!
- 6.夢色VOYAGER
- 7.“W” onderful Tactics!
- 8.“W”orldwide Ambitions!
- 9.HANAMARU LIFE
- 10.伝えたいのはこんな気持ち
- 11.♡Cupids!
- 12.ナツゾラRecords
- 13.Genuine feelings
- 14.Sunset☆Colors
- 15.強く尊き獣たち
- 16.ROAD TO THE FUTURE
- 17.いつかこの瞬間に名前を付けるなら
- 18.漢一貫ロックンロール
- 19.威風堂々と
- 20.RIGHT WAY, SOUL MATE
- 21.AFTER THE RAIN
- 22.PRECIOUS TONE
- 23.HIGH JUMP NO LIMIT
- 24.Beyond The Dream
- 24.GLORIOUS RO@D
- 25.DRIVE A LIVE
◆各曲の感想
1.Reason
秋山隼人の「そうだろう?」ってすごいんですよね。普通の男子高校生だったのが、そのままの姿で「俺たちは315!そうだろ」っていうの、本当に青春の権化だなみたいなことを感じていた。
2.夏時間グラフィティ
振付が全体的にかわいい。特に「Let's サンバ!」のところの振り付けはライブで盛り上がるし、「アイス!」のところで飛び上がるのメンツもわかってる感じがすごい。平泳ぎいいよね……
3.バーニング・クールで輝いて
OiOiOiをやるのがやっぱり楽しい。ライブで来たらまず間違いなく盛り上がるナンバー。それにしても神速の二人は歌とパフォーマンスがうますぎる…。ライブで見ると本当に安定感がすごい
4.RAY OF LIGHT
虎牙道の新曲初披露なんですが、本当に手を合わせるところの振付が好きで、あそこの漣だけ目をそらすところが実に虎牙道で好き。間奏のソロダンスもそれぞれの個性が溢れていてフィジカルを感じさせてくれた
5.うぇるかむ・はぴきらパーク!
舞台裏のツアーや煽りが楽しい。あと何度見ても矢野さんがすごい。矢野さんから声が出てるのが本当にすごい。ダンスも芯が安定していてぶれないし、非常に役者の凄さを感じさせてくれるのが楽しい。
6.夢色VOYAGER
何度聞いても秋月涼で泣くんですが、今回浦尾さんが本当によかった。飛び跳ねる高さ、客へのあおりもすべてにおいて兜大吾を感じさせてくれる。二日目の伏線といい、やっぱりこの曲が旗の始まりの曲だなと思った。
7.“W” onderful Tactics!
8.“W”orldwide Ambitions!
ここからはソロコーナー。ここは2曲含めての感想になるんですが、いや、このつなぎはずるいでしょ。 わかっていてもやらないだろうというセトリというのは今回の3rdで多いんですが、ここ振付とかも左右対称になっている箇所があるし、繋ぎのところをわざわざ作って繋いでいく所も、パーフェクトな演出でした。Wらしさ溢れる演出が最高に素敵だった。
9.HANAMARU LIFE
今回の浦尾さん本当に凄かった。客への目線、コールの煽り、タオルの回し方とか端々に大吾感があるの本当に凄い。MCでもありましたが大吾が連れてきてくれるという浦尾さんの役者としての在り方が本当に好きです
10.伝えたいのはこんな気持ち
これに関してはとてもかわいかったのですが、ふーくんこと古畑さんが観客に対して手渡しでボールを渡しているのをスタンドで見ていて「すげえよ……ファンサの化身かよ……」とか呟いていました。
11.♡Cupids!
告白を後押しするこの曲が実にアイドルらしくて、F-LAGSの面々がまた甘い歌い方をしていて大変良い。VDの演出や大きなハートを作るところで担当P死んだなみたいなことを感じつつ、最後の手で作る羽のダンスがとても好きでした。
12.ナツゾラRecords
ここからの流れが本当に凄いなあと感じた一曲目。ひろひろがすごい緊張していたのが伝わってきたが、後ろに映る背景も相まって、本当に夏来の過ごした世界って色彩にあふれたきれいな世界なんだなっていうのが感じられた
13.Genuine feelings
暗いスポットライトからのグランドピアノ、前で挨拶をする永塚さん、息をのむ会場、始まるピアノの旋律、だんだんと緊張が解けて感情が歌に乗っていく。前のWの流れから予想してはいたが、こんな光景をアイマスライブで見ることになるとは思わなかった。終わった後の万雷の拍手とため息のような歓声が聞こえてきて、すさまじいものを見たという思いが浮かんできた
14.Sunset☆Colors
そこから始まるこの曲の光景は多分担当でなくても多くの人に刻まれたのではないだろうか。自分自身もそうだ。生バンドというの誰もが考えてないだろうと思っていた演出、アニメの再現、メンバーの楽しそうな真剣な表情、全部があの時あの瞬間を作るために集まっていた。こんな瞬間が見れるライブはそうそうない。それは自分が望んでいた上をいかれた時だった。本当に夢のような伝説の時間だった。
15.強く尊き獣たち
会場自体が異様な熱気に包まれる中、MCが終わり、始まる虎牙道のパフォーマンスはさらに盛り上がりを見せる。倒れたやつらに同情するほど甘くないという言葉がこの先のライブのさらなる盛り上がりについてこいという意味にも聞こえた
16.ROAD TO THE FUTURE
濱野さんの道流の過去とそこからの再起を描くような重心の低いパフォーマンスが本当に印象的だった。中央の階段を苦しみながら、それでも歩んでいく背中には頂点を目指す男の強さと炎が宿っていた。
17.いつかこの瞬間に名前を付けるなら
この曲のエモーショナルさは何なんだろう。メンバーが本当に青春を息をあげながらそれでも全力疾走している光景はカッコよさとせつなさが同居するようでだからこそ、ハイジョとWの今を感じさせてくれる。
18.漢一貫ロックンロール
The漢のカッコよさ。益山さん本当にうまい。尋常じゃない。ダンスに歌にあまりのカッコよさに男が惚れる漢の体現だった。にゃこが肩に乗っていながらあそこまでかっこいいのは本当に凄い。
19.威風堂々と
深町さん何者なのだろう……。最初の吐息交じりのカウントダウンから、高音のビブラートのきかせ方、益山さんとはまた違った漢の色気が溢れていた。しかし神速、歌うめえな……
20.RIGHT WAY, SOUL MATE
そして、そんな漢二人が披露した新曲。ダンスの振り付けが抜群にいい!ちょっと可愛さがありながらの、二人の熱さに溢れた歌声がギャップとなっている。特にサビの振り付けが手からの光で互いを照らしながら回るところが最高に良い。かっこよさと古めかしさを混在させた神速らしい振りだった。
21.AFTER THE RAIN
Wの二人を見ていると1stからどんどん成長していっていて毎回見るたびにすごいなっていう感想になるんですが、今回のこの曲を見ていてソロ曲を経た声の関係性がすごい鮮やかに感じられた。やっぱりソロ曲はすごいなと思う
22.PRECIOUS TONE
いや、秋山隼人はやっぱりすごい。オーバーキルでしょこんなの。弾き語りのギターのカッコよさ、最後のはにかみながらの挨拶、千葉さんが考える秋山隼人が詰まっていたように思う。やっぱり秋山隼人はかっこいい!
23.HIGH JUMP NO LIMIT
曲に入る前の「アイドルとしてのHigh×Joker」というMCがこの日の公演の凄さを物語っていた。軽音部であったHigh×Jokerを見せた上での、アイドルとしての輝きがきらめくこの曲を最後に持ってくるセットリストは完璧という他ない。元軽音部のカッコよさを選択肢として勝ち得たということこそが今回の公演の強さなのではないだろうか。
24.Beyond The Dream
ここまでを経てハイジョが真ん中で歌うこの曲は大層エモーショナルだった。この曲を終えた時に時間を教えてもらった。2時間半しか経っていなかった。こんな短い時間にあらゆるものが詰め込まれていた公演だったのだということを強く感じた瞬間だった
24.GLORIOUS RO@D
25.DRIVE A LIVE
アンコールからのMCで感じたのはこの公演に負けたくないというSideMキャストの意志だった。この先にももっとすごいものが見れるかもしれない。そんなことを感じさせてくれるアンコールだった
というわけでここまで長々と書いてきましたが、本当に凄い公演でした…。自分の想像以上のものを出される公演に出会えるというのは本当にまれです。その中でこんなにカッコよさと役者の愛と演出をした人々の意地を感じられた公演はありませんでした。本当に本当に素晴らしい公演でした。
というわけで宮城公演1日目はここまで。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
宮城二日目もすさまじい公演でしたので感想を明日あたりに書いていこうと思います
アイマスからみたサイリウムの歴史
皆さんこんばんは。
水嶋咲のトレンチことkatariyaです。
◆はじめに
この記事はやきゅべんと Advent Calender 2017の14日目の記事になります。
様々なアイマスPが集まり各々の得意分野や好きなことをリレー形式に書いていくイベントです。
前回はまぐろうさんでアイドルをマネジメントする - ブログ名募集中。でした。マネジメント、なんとなくやっていましたがこう考えると深いですね……。
さて、今回はアイマスライブにおいて欠かせないグッズ、サイリウムについてのお話です。皆さんが何気なく振っているサイリウムも実は意外な歴史があったりするわけです。今回は電池式サイリウムを中心に簡単にご紹介していきます。
◆そもそもサイリウムがライブに持ち込まれた理由
そもそもサイリウムを最初に持ち込んだのはどのライブなのか。
西城さんは、東京新聞の地震の連載「西城秀樹 ヒデキ!カンレキ!」にて、ケミカルライトがコンサート会場に定着していく様子を解説している。夜の公演だったため、前日のラジオで懐中電灯を持ってくるよう呼びかけたところ、多くのファンが持参した。懐中電灯やフィルムを巻いた豆電球はその後定番となり、80年代にはケミカルライトが公式のものとして売られ始めたのだという。
今のライブにサイリウムを持ってく文化がすでに80年代くらいにあったという記事です。アイドル現場においてのサイリウム文化は案外古くからあったんですね。あとこの頃は照明設備などもそこまでしっかりとしたものではなかったようです。
ここから徐々にアイドル文化が根付いていき、2000年代初期のモーニング娘。に代表するハロプロなどのアイドルライブにおいて、いわゆるケミカルサイリウム(今でいう『大閃光』などの折るタイプ)を、メンバーのカラーに合わせて振る文化やサイリウムを配る文化がありました。
◆アイマスにおけるサイリウム
アイドルマスターが、2001年当時人気絶頂であったハロプロをイメージして作られた、というのは初期の製作者のインタビューでも触れられています。
そしてアイドルマスターのライブイベントというものに初期から来ていたのが、いわゆるハロプロなどのアイドルファンのPたちでした。
彼らはアイドルマスターのライブにコールや法被などのアイドル文化の作法をどんどんと持ち込んでいきました。
その中の一つにサイリウム文化というものがあったのです。特にアイドルマスターにおいて、アイドルのパーソナルカラーがありましたので、それぞれの色を素早く抜いてバルログ持ち(片手で複数本持つ持ち方)をするような文化が根付いていきました。
しかし、このサイリウム文化もある問題が浮上してきました。
◆改造サイリウムと禁止の流れ、そしてキンブレへ
2010年代に入るとAKBなどに代表されるアイドルブームが到来。小さな劇場でアイドルを応援していく文化が出来てきた頃、サイリウムもよりアイドルに見てもらうことが重要視されるようになり、いわゆる光量を増すためにサイリウムの大規模化・自作サイリウム製作が行われるようになってきました。
大規模化についてはいわゆる工事現場などの警棒などの持ち込み、改造サイリウムに関しては有名なものだと自転車等につけるLEDライトを改造した通称「閃光ブレード」というものがありました。
しかし、この閃光ブレードがかなりの問題を引き起こします。
- そもそも、LEDなどの高輝度のライトをサイリウムなどで光を集約すればレーザーポインタのようになり舞台に立つ演者などに対しての目を焼く恐れがある。
- LEDと上のプラスチックの部分のつなぎ処理が甘いと高温を持ち、やけどを負ったり、ひどいときにはボヤ騒ぎなどの火事の原因になりかねない。
- 元々LEDの部分が持って振るようにできているわけではないので当然すっぽ抜ける等の事故が多発しました。(こちらは警棒などでも同様です)
このように様々な面で危険な改造サイリウムを重く見たのは主催をする運営スタッフの側でした。事故や事件などが起これば当然運営の責任になりますし、今後の活動自体にも支障が出ます。そこで2011年頃からこういった改造サイリウムなどを取り締まる動きが活発化していきました。
そんな中、サイリウム規制の情勢の中で彗星のごとく現れた会社がありました。
それが『ルイファンジャパン』です。ルイファンジャパンは当時禁止されていた改造サイリウムに代わる、安全で高輝度なサイリウムを開発しました。それが現在多くの現場で使われている『キングブレード』です。
『キングブレード』は瞬く間に広まり現在も2次元3次元問わずアイドル現場において多く使われるようになりました。
◆アイマスにおけるサイリウム規制
さて、それではアイマスはというとこちらもサイリウム規制を行っていきました。
いわゆる現在の「サイリウムレギュレーション」です
過去のイベントで、お客様のものと見られるペンライトにより、実際に機材が破損した例がございました。
大型ペンライトやレーザーポインター等、周りのお客様のご迷惑になる物もございましたので、サイリウムを含むペンライトのサイズ規制をさせていただきます。
ご理解、ご協力をお願い致します。・以下を除く電池式ペンライトの使用は、周りのお客様へのご迷惑や怪我、トラブルの原因となりますので禁止とさせて頂きます。
THE IDOLM@STER × TOWER RECORDS LED式ペンライト 星井美希タワー限定ver. (正規許諾品、ボタン電池使用・緑色)
7周年ライブ会場で販売予定の応援セット(うちわ+LED式ペンライト(ボタン電池使用・ピンク色))
市販のLED式ペンライト(ボタン電池使用、25cm未満のものに限る)
・非電池式のサイリウムに関しましても25cm以上のものは禁止とさせて頂きます。
実際にアイマス現場においても実際に機材破損の事故などが起きた関係で規制が厳しくなりました。
ここで注目するのは『ボタン電池使用』のもの限定であるところです。これは上記にあげたキンブレの使用を禁止しています。これに関しては想定として複数本持ちを許容したうえでのサイリウム規制を行ったと見られています。
キンブレ等の乾電池式は根元が太く複数本持ちに向いていません。ともすれば、すっぽ抜けて飛んでいくことも考えられます。
そういった内情からアイマスでは「ボタン電池式」のレギュレーションの遵守を求めるようになっていきます。
◆アイマスにおける公式サイリウム
上記の規制などもあり、ボタン電池式サイリウムを使ってもらうためにアイマス運営が出した答えが「公式サイリウム」のグッズ化でした。
一応6th前まではケミカルサイリウムの物販が行われて、7thの時にもうちわとセットでサンライトが発売されていましたがそちらはまだピンクの一色でした。
正式に今の多色で発売になったのは2013年の8thの公式サインライトでした
完全に公式が多色振りをやらせようというためにバッグとベルトも作っています。公式の画像がすでにバルログです。
しかし、このサンライト、非常に蓋ががばりやすく光量もそこまで強いものでは有りませんでした。
そこで次のMaster of IdolWorld2014からは正式にあのキングブレードを開発したルイファンジャパンとコラボレーション。公式でキングブレードiLiteサイリウムが発売されました。
しかし、このサイリウムにも問題がありました。このグリップ一見持ちやすそうなのですが、長時間振っていると指の股がすれてまめになりやすかったのです。そこでさらに改良がなされました。
それがTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!
つまりはシンデレラの2ndライブになります
なんとこのためにルイファンジャパンと共同開発、手になじみやすくて傷めないグリップを開発したのです。なにが彼らをそうさせたのか……
こうして現行のサイリウムの形は生み出されたのでした。
◆その他の最新のボタン電池式サイリウム
アイマスライブやその他のアイドルライブが大規模化するにつれて乾電池式で無いボタン電池式でかつ多色対応のペンライトが求められ始めました。
ボタン電池式にはコンパクトであるという利点があったためです
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また最近では手元のグリップの入れ替え機能などを付随したルミエースアイドルなど付属機能が多く入ったものなども売り始めています。
◆終わりに
いかがだったでしょうか?
たかがサイリウムといえどその裏にはいろんな歴史が隠されているものです。
もしあなたも現場にサイリウムを持っていく時はちょっとサイリウム選びをしてみて、公式サイリウムや上にあげたボタン式電池サイリウムを持っていってはいかがでしょうか?
◆次回予告
さて、というわけで次「やきゅべんと」 Advent Calendar 2017 - Adventarは
大槻ずん子さんで『アイマスを通じて2017年を振り返る』です。
2017年もいろいろあったアイマス。どんな振り返りになるのか楽しみです。
それでは、また。
SideMオリピ10選のアンケートをとってみた
皆さんこんばんは。
水嶋咲のトレンチことkatariyaです。
◆はじめに
この記事はやきゅ(@YaQ)様作成のジョンベベベント・カレンダー10日目(12/10)の記事です。
9日目は石神十夜(@ishigamitoya)様の「「せんたく」の話をしましょう 」でした。
選択ってなかなか難しいですね……。ちなみに私は眼鏡が大好きです。
さて、前回が『せんたく』ということで今回はそんな選択の一形式
アンケートについての企画と結果のお話です。
アイマスにおいて重要な要素として「楽曲」というものがあります。
特にソロ曲というものはそのアイドルのパーソナリティを語る上で欠かせないものになります。
今回は、アイドルマスターSideMにおいてはそんな大事なソロ曲シリーズ『ORIGIN@L PIECES』についての10選アンケートを行いました。
◆そもそもORIGIN@L PIECESってなに?
ゲーム『アイドルマスターSideM』には現在46人のアイドルが居り、それぞれのアイドルが全国を回りながらソロ曲を披露していくイベントがありました。
それが今回のテーマである『ORIGIN@L PIECES』です。
『ORIGIN@L PIECES』はイベントに合わせて同名のCDシリーズが発売されました。
そして、つい先日(12/7)その最後の一枚である『ORIGIN@L PIECES 09』が発売され、ついにSideMアイドル全員のソロ曲が披露され、
今回のアンケートはソロ曲が揃ったという記念(と思いつき)で行われました。
◆アンケート形式
アンケートについては以下のフォームで行いました。
アンケートは発表された全46曲から10曲を選んでもらって回答する簡単な形式です。
今回は『そんな10曲を選んだ中でどの楽曲が一番多かったのか?』の結果になります。
紙幅の関係もありますのでその中の上位10曲を発表致します。
◆結果発表
そんなわけで早速結果発表です!
個人的なコメントなどもつけています。
(順位横の数値は全得票数に対する割合になっております)
第10位 HAPPY×HAPPYミーティング(天ヶ瀬冬馬)…33.5%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 06
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,北村想楽(汐谷文康),天ヶ瀬冬馬(寺島拓篤),若里春名(白井悠介),信玄誠司(増元拓也),紅井朱雀(益山武明),円城寺道流(濱野大輝),松井洋平,山本恭平(Arte Refact),吉田穣
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- 発売日: 2017/08/09
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常に上を目指す続ける男Jupiter天ヶ瀬冬馬の応援歌。Jupiterの生い立ちからそれが全国の皆に会いに行ける喜びが伝わってくる楽曲です
第9位 ほっぷ・すてっぷ・ハイ、しーぷ!(岡村直央)…35.6%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 05
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,蒼井享介(山谷祥生),葛之葉雨彦(笠間淳),黒野玄武(深町寿成),牙崎漣(小松昌平),岡村直央(矢野奨吾),松井洋平,玉木千尋
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/06/28
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もふもふえんの岡村直央の天才性と年相応のいじらしい努力家の一面が詰まった傑作。ラスサビ前の歌詞はもふもふP必聴。あと歌声が素晴らしくかわいい。
第8位 THE FIRST STAR (天道輝)…37.8%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 01
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,未定,橘志狼(古畑恵介),真崎エリカ,サイトウヨシヒロ,中島慧
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2016/11/16
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DRAMATICSTARSの一番星を目指す男天道輝の記念すべきオリピシリーズ一曲目の曲
この曲が一発目で来た時の衝撃は今でも忘れられません。今日もいい日だの歌詞にこめられた彼の人柄が好きです。
第7位 ROMANTIC SHAKER(伊集院北斗)…41.9%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,都築圭(土岐隼一),真崎エリカ,廣澤優也,藤井亮太
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/04/26
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かっこいい……ひたすらにかっこいい。Jupiter伊集院北斗のかっこよさ、ダンディさがこれでもかと溢れ出てきて止まりません。これが初披露された会場で全体に広がる色気はすさまじく、ぜひ生でライブで見てほしい一曲です
第6位 Learning Message(硲道夫)…41.9%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 08
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,兜大吾(浦尾岳大),渡辺みのり(高塚智人),冬美旬(永塚拓馬),硲道夫(伊東健人),握野英雄(熊谷健太郎)
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/10/18
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S.E.M硲道夫の教育への情熱をEDMに乗せながら高らかに歌う姿はこれぞ硲道夫のソロ曲といった感じです。あと歌唱力がいろいろ突破していて、非常に聞いてて心地よい曲となっています。
第5位 Flowing Freedom(北村想楽)…42.0%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 06
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,北村想楽(汐谷文康),天ヶ瀬冬馬(寺島拓篤),若里春名(白井悠介),信玄誠司(増元拓也),紅井朱雀(益山武明),円城寺道流(濱野大輝),松井洋平,山本恭平(Arte Refact),吉田穣
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/08/09
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Legendersの北村想楽の『Flowing Freedom』がランクインしました。
北村想楽という少年の『何者にも縛られず自由でいたい』という思いをつづった曲であり、北村想楽というアイドルのしたたかさと輝きが凝縮された名曲になっています。
北村想楽というアイドルは凡人であることの不自由さを知り、それに喘ぎながら、しかし、それを覆そうと生き抜くアイドルです。
静かな曲調の中にある一歩ずつ歩むようなに感じる強さこそまさに彼の一番の魅力なのではないでしょうか?
第4位 Because(桜庭薫)...42.1%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,都築圭(土岐隼一),真崎エリカ,廣澤優也,藤井亮太
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DRANATICSTARS桜庭薫の『Because』が第4位です
こちらはSideM2ndライブで初披露されて衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか
凍るような鋭さの中にある情熱、何があろうとも完璧へと向かう未来を自分で切り開くんだという意思を熱く熱く歌い上げています。
この楽曲何よりも歌詞がとても素敵です。彼のアイドルとしての理由が込められた歌詞は是非一度味わっていただきたいです。
第3位 Cherish BOUQUET(渡辺みのり)...46.7%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 08
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,兜大吾(浦尾岳大),渡辺みのり(高塚智人),冬美旬(永塚拓馬),硲道夫(伊東健人),握野英雄(熊谷健太郎)
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Beit渡辺みのりで『Cherish BOUQUET』が第3位です
皆さんアイドルとはなんでしょうか?各々答えはあると思います。
この曲はアイドルというもの愛している渡辺みのりがその一つの答えとして観客に届けた歌です。日々の暮らしの中で感じる幸せや喜びを一つ一つ束ねていった先にあるブーケ。それを作って隅っこにいる君や皆に届けていきたい。
その日常の幸せからアイドルへと至る道程はまさに「アイドルマスター」のアイドルの王道であり、彼のアイドル像が集約されているソロ曲のように感じます。
第2位 Sanctuary World(都築圭)...53.0%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,都築圭(土岐隼一),真崎エリカ,廣澤優也,藤井亮太
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Altessimoから都築圭で『Sanctuary World』が堂々の2位です。
都築圭の歩んできた音のセカイをつむぐ楽曲は非常にテクニカルであり、バイオリンとピアノの旋律がとても印象的。何よりラスサビの光にあふれるような曲の広がりがAltessimoというグループの出会いが彼のRebirth(再誕)であり祝福であったことを表していて、あまりにも尊い。
元作曲家という彼自身の生い立ちを十二分に感じさせるものになっています。
第1位 フェイバリットに踊らせて(水嶋咲)...53.3%
アイドルマスター SideM THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,都築圭(土岐隼一),真崎エリカ,廣澤優也,藤井亮太
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2017/04/26
- メディア: CD
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栄えある1位はCafeParade水嶋咲で『フェイバリットに踊らせて』です。
アイドルにおいて『かわいい』とはなんでしょうか?水嶋咲にとってそれは『自分らしさ』であり『フェイバリット』です。この曲は自分の好きなもので自分をデコレーションすることが水嶋咲にとっての『自分らしさ』であると高らかにかわいく歌い上げています。そんな水嶋咲が自分らしく入れる場所はトレンチかマイクを持つところであり、それはCafeParadeとアイドルという二つの場所でした。
しかし、これだけ多くの人々に支持された水嶋咲の場所はもっと多くなっているのかもしれません。
◆結果まとめ
1位 フェイバリットに踊らせて
2位 Sanctuary World
3位 Cherish BOUQUET
4位 Because
5位 Flowing Freedom
6位 Learning Message
7位 ROMANTIC SHAKER
8位 THE FIRST STAR
9位 ほっぷ・すてっぷ・ハイ、しーぷ!
10位 HAPPY×HAPPYミーティング
◆おわりに
いかがだったでしょうか?あなたの選んだ楽曲はありましたでしょうか?
『ORIGIN@L PIECES』にはこれ以外にも個性に溢れた素敵な楽曲がたくさんあります。気になる楽曲がありましたら是非そちらの方もお聞きいただけると幸いです。
個人的には思い付きで始めた企画でしたが、2000以上の多くの回答を頂きありがとうございます。若干どころではなく驚きました。 アンケートに回答を頂いた方、またRTしてくださった方、本当にありがとうございました。
また、担当である水嶋咲がこのように多くの人に愛される楽曲を歌ってくれたことに改めて喜びを感じます。
(今回はTwitter等で行った企画ですのでフォロワーなどの層もありますので、そのあたりの偏りがあるかとは思います)
そして、何よりこのような魅力的な楽曲を作ってくださった方々に感謝いたします。
◆次回予告
さて、そんなこんなで明日のジョンベベベント・カレンダーはNepさんで「音ゲーマー的見地から見るデレステとミリシタの譜面」のお話です。
いまだにトリルが苦手すぎるぬるい音ゲーマーですがどんな話が飛び出すか楽しみです
それでは、また。