如月千早は揺るがない 宮尾美也は曲がらない

この記事は アイマストドン内企画
「なつやすみプロデュースノート」の一環で書き上げた記事になります。

昨日はえいちさんの

eieieichi.hatenablog.com

でした。

アイドルマスタ―との出会いは人それぞれ。

どこにきっかけがあるかわかりませんね。

だからこそ、大切にしたいものです。

 

さて、そんなところで今回は担当のお話。

 

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この間ミリシタをプレイしている時、ふと「宮尾美也を担当にしよう」と思うことがあった。
あまり明確なきっかけはなかった。
ミリシタを回していた時にふとそう思える瞬間があったのだ。

担当アイドルというのはどのような瞬間に決まるものなのだろう。
アイマスにおいて「担当アイドル」というのは重要な意味を持っているが、
その意味するところは人によって様々で多様性にあふれている。

担当を決める時、単純に顔がいいという理由もあれば、その生き方やあり方に惹かれたということもある。
また、自分の思い出の中の誰かと重ねてしまったからという人もいたし、
中にはある日目覚めた時にそうと感じたからと言ったPもいた。

ただ、そこにはなにがしかの基準があり、P達はそれに従って各々の「担当」を決めている。
自分もそれぞれの担当を決めてきたが、その基準は何であっただろうか。

 

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一番最初の担当は如月千早だった。
如月千早を担当し始めたのはアケマス開始当時である。
当時地元の行きつけのゲーセンで新しく入ったはいいが、人前でやるには流石にヤバいのではないかというシステムに
何故熱狂できたかというとほぼこの担当の面倒くささに由来する。
挨拶をすればテンションが下がり、衣装を変えればテンションが下がり、曲を変えてもテンションが下がる。
「なんやねんこいつ」と筐体を離れて、しばらく行かないと「私の力を、これまでだと見限って、無視されているんだ…。私は見捨てられたんだ…。」みたいなメールがとんできて、良心の呵責に苛まれる。
それでいて、精神的にはわりと激情型で、自分の信条に合わないものがあると速攻で喧嘩を売り始める。
ついた二つ名が狂犬である。今思い出してもやべえなと思う
ただ付き合っていくにつれ、この子自身の立ち位置やあり方というものが分かるようになってきた。
その中で「こいつは多分Pがいないと人間的にダメになる」ということを思うと同時に、
「こいつの歌がどうやったら世の中に十全に広まるだろう」という考えることがあった。
それが担当になったきっかけだ。

 

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さて、翻って宮尾美也はどうだろうか。
宮尾美也は、非常にふわふわとしたアイドルである。
基本的には超マイペースでありおっとりとした性格で、
『あなたもアイドルを目指してるんですか~?……違うんですか?そうですか~。』
という台詞からもうかがえる通りド天然である。
その天然さ故の失敗もあり、本人としてはなぜ失敗したのかいまいちわかっていないところもある。
だからこそ、Pとしてはある程度の方向修正や行きたい方向を見定める必要性がある

一見このような特徴を考えると千早とは真逆に感じる人もいるだろう。
では、何故このアイドルの担当になろうと思ったのか。
それはこの子の本質が「勝負師」であるからだ。
宮尾美也は将棋や囲碁が趣味であり、将棋クラブでは一番の腕前だという。
また、彼女の目指す先は「歴史に残るアイドルになりたい」であり、歴史の教科書にのりたいとの野望がある
だから、彼女は挑まれた勝負は受けるし、それに対して負けないと言い切る強さがある。
その勝負に対して挑む強さに何より惹かれた。

 

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如月千早というアイドルはその性格的人柄的な重さや、そのドラマ性が本質にあるように思えるが実はそこではない。
如月千早の本質は「負けず嫌い」なところにある。
歌であればだれにも負けない。すべてが歌につながるならすべてを吸収する。
そして、誰もたどり着けない歌の高みを目指していくという圧倒的な歌に対しての自意識が彼女の本質だ。
だから、団結や友情というバックボーンにより声を取り戻して、人と歌えるようになるにせよ、
歌を誰よりも届けるという意思が彼女を彼女たらしめている。
私が好きな如月千早というアイドルは、他のアイドルを思いやり、絆をつむぎ、後輩に対して優しい先輩であっても
それでもなお「誰にも歌で負けたくない」と言えるアイドルなのだ

  

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 アイドルマスターは戦いのコンテンツである。
誰かに負けたくないというだけではない。
自分というものをいかに貫き通すかという世界だとあの時筐体に出会ってからずっと考えていた。

とどのつまり、私の見たい結末はこの負けず嫌いの二人が、負けたくないと言い続けて自分たちの思いを押し通す姿なのだ。
宮尾美也というアイドルがハッピーを世界中に届けるために曲がらずに挑み続けるところを
如月千早が歌という自己を揺るがずに貫き通すところを自分は見たいのだ。

 

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 皆さんはどんな理由で担当を追いかけているだろうか。
その行く先はどこにあるだろうか。
私はいつ見られるわからないが、彼女たちの行く先が見れるところまでなんとか追いかけたいと思う。

 

 

明日の記事はやきゅさんの「なつやすみプロデュースノート総括」です。
夏休み、何が出来ましたでしょうか?